SWEET LOVE SHOWER 2012

2012.9.1 Sat - 2 Sun 会場 山中湖交流プラザきらら

LIVE REPORT

「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012」終了しました

2日間にわたって開催された「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012」がついに閉幕。ライブアクトのトリを飾った難波章浩-AKIHIRO NAMBA-のステージのあとには湖畔で盛大な花火が上がり、イベントのフィナーレを大いに盛り上げました。
 
合計3万人が来場した今年の「SWEET LOVE SHOWER」。悪天候の中ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました! 来年も山中湖でお会いしましょう!
 
Photo by
釘野 孝宏
古溪 一道
SUSIE
広川 智基
渡邉 一生
(50音順)
 
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CLOSING DJ やついいちろう(エレキコミック)

湖畔の夜空を彩る花火が盛大に打ち上がった後、SPACE SHOWER TV STUDIOにて2日間のイベントを締めくくる正真正銘のラストアクト、やついいちろうのDJが始まった。降り続ける大雨にも負けずに彼を待っていたオーディエンスの前に、「ドラゴンクエストのテーマ」に乗って登場したやついは「こんな雨の中ありがとう! みんな勇者だ!」と叫び、フジファブリック「夜明けのBEAT」、サカナクション「アイデンティティ」、MAN WITH A MISSION「FLY AGAIN」といった出演者たちのキラーチューンを連発。その一方でももいろクローバーZ「行くぜっ!怪盗少女」もスピンし、観客を大いに盛り上げた。
 
途中にはやついの「今年のももクロになるであろうアイドルを紹介します!」という呼び込みで、10月からの新番組「BACKSTAGE IDOL STORY」レギュラー出演を控えてスペシャキッチンに参加したアイドルグループ、BiSが登場。自身の楽曲「nerve」をステージ狭しと歌い踊り、オーディエンスを沸かせた。最後にやついは「みんな最後までよくサバイバルしたね! 来年もサバイバルするぞー!」と絶叫し、やついDJではおなじみのナンバーであるTRFの「survival dAnce ~no no cry more~」をスピン。オーディエンスと来年の再会を熱く誓っていた。
 
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難波章浩-AKIHIRO NAMBA-

すっかり日も暮れ、今年の「SWEET LOVE SHOWER」もいよいよフィナーレに近付く。2日間にわたるイベントの最後を飾るのは、2年連続出演となる難波章浩-AKIHIRO NAMBA-だ。今年は新たなギタリストとしてLYOKI(ex. TRIOL)を迎えた新体制バンドを従え、オリジナル曲、Hi-STANDARDのセルフカバー、洋楽のカバーなどアンコールを含め13曲を披露する大盤振る舞い。
 
激しいSEをバックに現れた難波はまず、名曲「TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS」の日本語カバーをお見舞いした。オーディエンスは熱い歌声に拳を突き上げ、雨の中でもみくちゃになりなって踊り狂う。天候をものともせず暴れるファンに向けて次にプレゼントされたのは、「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」「JUMP JUMP JUMP」といったパンク魂全開のナンバーたち。激しいサウンドの応酬に、誰もが高揚した表情を浮かべながら体を動かす。「みんな大丈夫かい? こんなに集まってくれてありがとう」と口にした難波は、新曲「WAKE UP」を爆音で鳴らした。
 
照明がギターの音色に合わせて動きを変えたDAFT PUNK「ONE MORE TIME」でダンスタイムに突入すると、ステージ前の熱気はさらに上昇。そしてスペースシャワーTVのタオルを客席エリアに投げ込むサービスや、反原発の考えを表明するMCを挟みつつ、怒濤の勢いでラストナンバーの「ONE STEP INTO THE FREEDOM」へ。すさまじい雨がステージに吹き込むコンディションだったが、難波はギターを弾き、歌うことを止めない。その姿は彼の音楽へのスタンスを示しているようだった。
 
アンコールはHi-STANDARDの「STAY GOLD」からスタート。びしょ濡れになりながら暴れるオーディエンスを前に、難波もバンドメンバーも目を細める。アッパーな「MY WAY」からメロウな「WAITING FOR YOU」という、コントラストの効いたパフォーマンスを経て、ライブはついにフィナーレへ。去年は1曲目に披露されたTHE MAMAS & THE PAPAS「CALIFORNIA DREAMIN'」のカバーが、夜の山中湖にこだまする。ライブが終わったあとも、豪雨の中で繰り広げられた鬼気迫るパフォーマンスに、長い間拍手と歓声が止むことはなかった。
 
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セットリスト
01. TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS
02. PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT
03. JUMP JUMP JUMP
04. WAKE UP
05. WILD AT HEART
06. ONE MORE TIME
07. LEVEL 7
08. 未来へ~It's your future
09. ONE STEP INTO THE FREEDOM
<アンコール>
10. STAY GOLD
11. MY WAY
12. WAITING FOR YOU
13. CALIFORNIA DREAMIN'

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チャットモンチー

「SWEET LOVE SHOWER 2012」Mt.FUJI STAGEの最後を飾るのは、2人体制となってからは初めての出演となるチャットモンチー。既に新体制での彼女たちのライブを見届けているファンから今日初めて観る人まで、さまざまな層のオーディエンスでステージ前は超満員になった。
 
全員が期待に満ちた目を向ける中、ステージに現れた橋本絵莉子はキーボード前に座り、歪んだ音を奏でながら未発表の新曲を歌い始める。そして曲の終盤から福岡晃子が加わり、ドラムをプレイ。まさかの新曲スタートという展開に観客は驚きながらも、橋本の伸びやかな声と福岡のダイナミックなドラムに聴き入っていた。そして福岡の鳴らす高速のビートに乗せて「きらきらひかれ」が始まり、会場は一気にヒートアップ。ここで橋本が「こんばんはチャットモンチーです!」、福岡は「『SWEET LOVE SHOWER』ただいま!」と笑顔で挨拶し、ひさしぶりの「SWEET LOVE SHOWER」を楽しんでいる様子を見せていた。
 
その後は力強いリズムと高らかなボーカルが響き合う「ハテナ」、橋本のキュートな振り付けに合わせてオーディエンスも踊るミドルチューン「満月に吠えろ」と、今年に入ってからのニューシングルを連発。ここで福岡が「ご心配をおかけしましたが、チャットモンチー元気でございます(笑)。ずっと皆さんにもスペシャさんにも応援していただいて、ほんまにうれしいです。なので3人のときの曲もちょっとやりたいと思います」と語り、2008年にリリースしたシングル「染まるよ」を披露する。橋本がドラム&ボーカルを務め、福岡がピアノを奏でるという新しいスタイルで、彼女たちのチャレンジ精神をさらにアピールした。曲が終わると福岡は「どうよどうよ?(笑)」とオーディエンスの反応を見て、得意そうに笑顔を浮かべた。
 
続いては9月12日にリリースする、奥田民生プロデュースのニューシングル「コンビニエンスハネムーン」を演奏。ストレートなロックサウンドが印象的な新曲の後は、「東京ハチミツオーケストラ」「恋愛スピリッツ」と初期の楽曲を連続で披露した。「恋愛スピリッツ」では橋本が鳴らしたギターのストロークをループさせ、そこに福岡のベースと橋本が叩くドラムを重ねていく。この日何度目かの雨の中、2人は壮絶な音像と橋本の鬼気迫るボーカルでオーディエンスを圧倒。曲が終わると肩を組んで笑顔で手を振り、名残惜しそうに「SWEET LOVE SHOWER」のステージを去っていった。
 
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セットリスト
01. 未発表曲
02. きらきらひかれ
03. ハテナ
04. 満月に吠えろ
05. 染まるよ
06. コンビニエンスハネムーン
07. 東京ハチミツオーケストラ
08. 恋愛スピリッツ

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Perfume

満を持して「SWEET LOVE SHOWER」初参戦となったPerfumeは、多くの観客の期待を集める中、見事山中湖をダンスフロアに変えてみせた。
 
1曲目の「Spending all my time」は、彼女たちのニューシングルであり、テレビ披露は一切なく「ライブでしかやらない」と公言している楽曲。フリルがあしらわれた赤と緑の衣装で登場したあ~ちゃん、のっち、かしゆかは、アンドロイドのように無表情で一糸乱れぬダンスを披露し、ハイクオリティなPerfumeワールドを存分に見せつける。
 
「あ~ちゃんです!」「かしゆかです!」「のっちです!」「3人合わせて、Perfumeです!」という恒例の自己紹介を挟んで、次は、日も落ちかけたこの時間にぴったりと選曲された「マカロニ」。かわいらしくハートウォーミングなナンバーに、場内はしばらく柔らかい雰囲気に包まれる。
 
続いて、Perfume(P)と(T)"あなた"(A)が一緒に楽しむコール&レスポンスの"P.T.Aコーナー"を展開。松田聖子「夏の扉」、TRF「survival dAnce ~no no cry more~」、B'z「ultra soul」のフレーズを盛り込みながら観客と声を出してコミュニケーションを図ったあとは、「FAKE IT」「チョコレイト・ディスコ」そして「ポリリズム」とキラーチューンを連続投下。ライブミックスされたサウンドやレーザー光線に彩られたPerfumeのステージは、本人たちも観客も大満足の結果に。あ~ちゃんは最後に「初めて出させていただいたのに、皆さん温かくて、本当にありがとうございました。夏はまだまだ終わりません! このあとも楽しんで帰ってもらえればと思います。それでは! Perfumeでした!」と締めくくった。
 
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セットリスト
01. Spending all my time
02. Spring of Life
03. マカロニ
04. FAKE IT
05. チョコレイト・ディスコ
06. ポリリズム

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